格闘技を長くしていると、フィジカルか技術か?という部分で考えることが多い。

子どもと大人、女性と男性のような極端な例ではあまり意味がなく
男性同士で70キロと90キロの対決などがわかりやすい。

ベースの体重が少ないほどフィジカルによる技術の差が埋まると感じる。
例えば30キロと50キロの小学生が相撲を取った場合、30キロに多少技術があっても50キロに圧倒されてしまう。

フルコン空手の場合、このフィジカル差が覆ることが多い。
無差別の試合が多いこともあり80キロ対100キロ超えの選手がぶつかることも多く、80キロの選手が勝つこともある。

これは競技の特性上、フィジカルで圧倒する部分が抑制せれていることが理由だと思う。
・押し(プッシング)の禁止
・つかみの禁止
・顔面への突きの禁止
この辺が禁止になるとフィジカルでの圧倒は少し和らぐ。

これが柔術やグラップリングになると更にフィジカル<技術の構図になりやすい。

僕は90キロくらい体重があるけど、60キロ代の柔術紫帯に圧倒されてしまった。
おそらく100キロ超えてても結果は変わらないだろう。

寝てしまえば体重による優位性はかなり落ちる。
筋力による優位性も最初はあるかもしれないが1分もすれば筋疲労でかなり落ちる。

僕は今MMAを習い始めたけど、その理由の一つが総合力で限りなく強い状態を保つことである。

それは技術✕フィジカルの値を最大化することで、
限られた練習時間で行う。
今は週二回の練習が限界なので、それ以外のトレーニングは仕事の合間の自主トレだ。
技術を活かしつつフィジカルを最大化できるウエイトでどこまで強くなれるのか実験したい。