初めて成嶋竜のハイキックを見たのは空手を初めて3年目くらいたったころだった。
それから僕はその「マンガのようなハイキック」に憧れて何万回も練習をした。
成嶋竜の組手をみるとフルコン空手に対するイメージが変わる。
それくらい美しい組手をするのだ。
軽量級でありながら分裂前の非常にレベルの高い時期の極真の世界大会で8位入賞(優勝者のフランシスコフィリオに負けた)
第12回全日本ウェイト制空手道選手権大会(軽量級) 優勝
第13回全日本ウェイト制空手道選手権大会(中量級) 優勝
第16回全日本ウェイト制空手道選手権大会(軽量級) 優勝
と全盛期は軽中量級では敵無し状態だった。
下記の動画を見ていただければその目にも留まらぬコンビネーションと技のキレに驚くだろう。
成嶋竜の試合はとにかく一本勝ちが多い。
上段の攻めが取り上げられることが多いが、試合をよく観察すると。
下段、中段を効かして一本を取っている試合もとても多い。
更に、重量級の選手にも当り負けしない軸の強さと
縦横無尽のフットワークで相手からのクリーンヒットも少ない。
まぎれもなく極真が生んだ天才空手家の一人である。