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僕はフルコン空手を20年以上していて今でも試合に出ています。
フルコン空手の試合で一番気持ちの良い瞬間ってやっぱり
「一本勝ち」した時なんですよね。。。。

 

僕はそんなに実績のある選手ではないんですが
それでも一本勝ちしたとこは何度かあります。

一瞬、会場が静かになって、そのあと「おおーーー!!!」ってザワつくあの瞬間がめっちゃ気持ちいい(笑)

今日はそんな一本勝ちする方法について考察していきたいと思います。

 

 

実力差がある時に一本勝ちができる

まず、前提として実力が拮抗している時はほぼ一本勝ちができません。
ある程度実力があることで技ありや一本勝ちが生まれます。

そのため、自分のレベルにあった大会やクラスに出場することが大事です。
判断基準としては

・大会の種類
県大会<地方大会(九州・中国地方など)<全日本
上記のように徐々に規模感や選手層が厚くなってきます。
また現時点では新極真、白蓮会館の大会は地方大会でも強い選手が結構でてくるので油断すると逆に一本勝ちされるかも。

・年齢
最近は年齢別のクラス分けもされており、35歳以上、40歳以上と5~10歳区切りで分けられていることがほとんどです。
20代の選手はスピードもスタミナもあるので一本勝ちを目指すなら自分の年齢にあったクラスを選ぶことがおすすめです。
とはいえ、シニアクラスはサポーター有りがほとんどなので怪我はしにくい反面、一本勝ちも難しくなります。

・体重
自分の体重が80キロ以下であれば無差別はおすすめしません。空手の大会は体重分けがざっくりしているので地方大会の場合は75キロ以上か以下で分けられることがほとんどです。つまり重量級でエントリーすると76キロと120キロが戦ったりもします。正直20キロ以上体重差がある人を一本勝ちするのは至難の技です。80キロくらいの体重の人は頑張って75キロ以下にエントリーしたほうがいいかもしれません。

 

 

勝つ組手、倒す組手

組手には2種類あります。
まず勝つ組手。
これは以下に効率的に勝つか?に焦点を当てた組手です。
空手の試合の9割が判定で決まります。つまり相手を倒したり効かせたりするよりも判定でいかに旗が上がるように魅せるかが必要になります。
つまり「勝っているように演出する組手」を行うことです。
実際、この勝つ組手が上手い選手とあたるとむっちゃくちゃフラストレーションが溜まります(笑)
全く効かない攻撃をどんどん打ってきて、上手に距離を外しこちらの攻撃を当てにくくしてきます。
これはこれですごい技術なのですが、今回必要なのは「倒す組手」です。

倒す組手を行う場合は、一旦判定のことは考えず、倒すパターンを考えます。
ボディで倒したい場合は下段に意識を集中させて中盤でタイミングをはずして右のボディストレートを打ったり
上段膝で倒す場合も中段膝を効かせてから同じモーションで上段膝を当てるなどの作戦が必要になります。

一本勝ちするためには「仕掛け→本命の技」という流れをつくる必要があります。
単発の技でKOするのは相当実力差があるか高いレベルでの初見殺しの技を持っているかです(ブラジリアンキックや高速の内回し、胴回しゲリなど)

もしくは高速のコンビネーションも有効です。
右ストレート→右ハイキック
左ストレート→左ハイキック
右ローキック→左ハイキック
左中段膝→左上段膝
上記のコンビネーションは個人的に結構入ります。
ただ、コンビネーションはシャドーで何百回と反復して磨き上げ初動作をなくしスピードを限界まであげなければ当たりません。