キックボクシング界に新しいスターが現れた。
その名は与座優貴。
あのゴンナパーをボコボコに、、、
強力なキックと狡猾な試合運びに多くの日本人ファイターが苦渋を舐めたゴンナパーウィラサクレック。
そんなゴンナパーをあっさりとKOしてしまったのが与座優貴だ。
フルコンタクト空手仕込みのローキックやキックボクシングやムエタイでは見られない独特なタイミングのコンビネーション。
敵なし状態だったゴンナパーを粉砕してしまった。
与座優貴の強さの秘密に迫る
元々極真空手の軽量級世界チャンピオンだった与座優貴選手。
試合を重ねるごとにキックボクシングにアジャストしていき手が付けられない強さになった。
フルコンタクト空手の選手はキックボクシングに転向した場合、顔面へのパンチの対応やフルコン空手独特の超接近戦の距離感からうまく対応できないことが多いのだが、与座優貴選手は野杁選手を彷彿とさせる鉄壁のディフェンスからフルコンの超接近戦をしかけ、
ローキックを主軸とした多彩なコンビネーションで相手を翻弄してしまう。
特に特出すべき点は現代フルコンタクト空手の技術をキックボクシングに見事にいかしている点である。
「与座キック」とよばれる下段前蹴りはカーフキックに並ぶ初見殺しの技であり、フルコン空手では数年前からちょこちょこ使われだした技だ。
面ではなく点で捉える技であり、見た目以上にダメージを与えることができる。
一方、中足という構造的に強くない部位で打撃を行うため怪我のリスクも非常に高い技でもある。
フルコンという土台があり、ベースの体が強いからこそ多発できる技でもある(実際試合を見ると与座選手は何度も与座キック不発で膝など相当固い部分にヒットしている)
その他にもかかとで蹴る下段、ヴァレリーキックや今では定番の技カーフキックも非常に上手い。
つまり与座選手と対峙する選手は下段の攻撃だけでも
アウトロー、インロー、奥足アウトロー、奥足インロー、アウトカーフ、インカーフキック、ヴァレリーキック、奥足ヴァレリーキック、前足への与座キック、奥足への与座キックを警戒する必要がある。
もう下段だけでパニックになるだろう。
さらに恐ろしいのが上記の試合で魅せたKOで終わらせた上段蹴りである。
相手選手は完全にミドルキックと思ってディフェンスをしている。
当たる瞬間まで軌道がミドルキックなのである、この上段蹴りは芸術の域に近いと思う。
それだけではない、与座選手は上段のモーションで中段を蹴ったりもする。
つまり、上段と中段の蹴り分けでも相手を翻弄することができるのだ。
朝久 泰央 vs 与座 優貴/K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ 23.3.12K’FESTA.6
朝久選手との試合の時に、与座選手の恐ろしさが爆発している。
朝久選手も相当蹴りが上手い選手でありゴンナパーにも勝利しているですが、与座選手が圧倒しています。
その理由としては与座選手のボクシングのがとても上手いことが挙げられます。
キックが同レベルでもボクシングで上回れるので恐ろしい選手です。