フルコンタクト空手のトレーニングは日々進化しています。

以前であれば、正拳突き1000本!みたいな稽古方法もありましたが、現代ではもっと理論的かつ効率的に競技力を向上させるトレーニングが主流です。

 

そもそも、フルコンタクト空手に求められるフィジカルは「ミドルパワー」です。

これは陸上競技でいう中距離走に該当します。

 

先程の1000本づきは長距離走向けの運動であり、競技力の向上はそこまで期待できません(技のブラッシュアップには有意です)

ミドルパワーを最大限上げる方法でおすすめなのがインターバルトレーニングです。

古くは魔娑斗選手がケビン山崎さんにコーチを依頼したときに行っていた
短距離ダッシュやパワーマックスが挙げられます。

短時間で限界の心拍数まで追い込み、短い休憩で回復させ、また限界まで心拍数を上げるの繰り返しです。

 

しかし、ダッシュやパワーマックスを道場で行うのは少し難しいので
フルコンタクト空手の場合HIITがおすすめです。

20秒運動→10秒休みを繰り返すのですが、

20秒の運動中はバーピーやジャンピングスクワットといった高負荷な運動を行います。
通常であれば10秒は休みなのですが、フルコンタクト空手バージョンの場合は軽くシャドーを行います。

このサイクルを8set繰り返して終了です。

 

物足りない場合は、パターンを変えて繰り返します。
おすすめは下記です。全力で行うことで限界まで心拍数をあげます。
・サンドバックのパンチラッシュ
・ミドルの連打
・ハイキック連打
・膝蹴り連打