先週空手の大会に出場した。
地方大会なのでそこまで規模は大きくないけどコロナもあって二年ぶりの試合。
それなりに練習もしてコンディショニングも整えて、いざ出陣!
って思ったら、前日に痛風発作。
痛風は患った人なら分かるはず。
発作箇所にもよるけどぶっちゃけ骨折よりも痛い。
今回はかかとに発作が出た。
ロキソニンを飲めばなんとか組手できそうなレベルだったので
そのまま出ちゃえと強行した。
僕が出場したクラスは上級重量級。
36歳なのでシニアクラスで出るか迷ったけど、もう少し一般クラスで頑張ろうと思って選択した。
一回戦は20代前半の選手。
アップの段階で結構痛風やばい感じだったので突きを中心に戦うことにした。
僕は痛風をなめていた。
試合の途中に踏ん張った時に「ビキッ」って感触がして激痛が走る。
しかし、運良く左の突きが相手に入って一本勝ちできた。
次は決勝戦。
しかもかなり実績のある若い選手と戦う。
発作箇所の右足に体重を乗せるだけで激痛が走る。
通常、痛風が出たらロキソニンを飲むんだけど、ある程度の痛みにしか効かない。
痛みの桁が変わるとロキソニン飲んでも激痛だ。
「こんな状態で戦うんか、、、」
そう思いながらも、今更「痛風で棄権しますー」なんて言える雰囲気じゃない。
例え痛風が骨折よりも痛くても
痛風はなぜか世間から軽く見られているのである。本当に災難な病だ。
そして、決勝戦。
始まってすぐ気づいた。ステップが踏めない。
痛みで脳が拒否している。僕は黒澤浩樹にはなれない。
ベタ足でズルズルと相手に近づきとにかく突きで戦う。
そしたらセコンドの先生が「何してる蹴るんだ!」って何度も言ってくる。
とりあえず痛風じゃない左で蹴ってみた。
軸足が痛風なのでまったく強く蹴れない。軸足大事だ。
もうなんとでもなれと思いっきり痛風の右足で蹴った。
激痛!アンドスネを痛める。
その後、後ろ蹴りでふっとばされて踏ん張れない僕はそのまま場外へ。
判定負け。
痛風じゃなかったら勝てたとかは言わないけど、もっといい試合ができたと思うと悔いの残る大会だった。
その後、痛風が悪化し(当たり前か)
病院帰りにこの記事を書いている。
きちんと尿酸値下げて次の大会は発作でないようにコントロールすると心に誓いました。