どうも!ガチトレのゴリラ・ゴリラです!
今日はフルコンタクト空手における危険な組手について書いていきたいと思います。
フルコンタクト空手の危険性
フルコンタクト空手は素手素足の直接打撃が基本です。
ただ、普段のスパーリングでは防具をつけますし、初心者はライトスパーリングという5割以下の力で組手を行うことがほどんどです。
では、どういった時に危険性があるのか?
それは「初心者同士の組手」だと思います。
上級者になると怪我をするパターンが分かってきます。
しかし、始めたばかりの頃はそれが分からず相手の肘に思い切り突きをして指を骨折したり
相手の膝を蹴り込んでしまい悶絶したりします。
フルコン初心者が怪我をなくすにはどうするか?
僕が指導するときはまず
「狙った場所に正確に当てる練習」を重要視します。
サンドバックでもミットでも、目印を決め狙った箇所に正確に当てる練習です。
その際、当てる場所も拳頭や足の甲、スネなど意図した箇所で当てれているかどうかが重要です。
初心者の場合、怪我のほとんどが相手の攻撃ではなく自分の攻撃ミスによる「自爆」です。
お互い正確に当てられるようになればかなり怪我が減ります。
組手相手を選ぶ
他に危険な組手として、性格の問題があります。
アツくなりやすい人や手加減が苦手な人、極端な体重差など
自分に合わせて組み手相手をきちんと選ぶことで怪我のリスクは減らせます(このへん道場によって難しい場合もありますが)
昔は上級者が初心者をシゴくような組手もありましたが(僕もよくやられました)
今はほとんどありません。
もちろん選手を目指す人などは激しい組手も行いますが、趣味でやっている人は楽しく空手を行うことが第一です。
なので無理して強い相手や選手志向の人と組手はしなくていいと思います。
逆にそういったやり方の道場は社会人向けじゃないので避けたほうがいいのかなと思います。
よくある怪我のパターン
最後にフルコン空手でよくある怪我のパターンと回避法を書いていきたいと思います。
・突き指
正確に狙った場所に当てる練習、なれるまでは打ち抜かない、最初はボディブローではなく胸を打つ(ボディブローは肘に当たるリスクが高い)
・スネや足の甲を痛める
正確に狙った場所に当てる練習、突き→蹴りの流れを練習する(カットされるリスクが減る)、基本5割くらいで蹴る
・肋骨を痛める/骨折
パーリング技術の向上、常に体の角度を入れ替える、相手の突きの距離にとどまらない(同じ位置に長くいると相手の突きの精度が上がっていき強い突きを打ち抜かれる)
・上段の攻撃による怪我
通常の組手では上段膝を禁止する、猫背にならない、組手の最中に頭の位置を極端に動かさない(大怪我するパターンは動きの中で極端に頭が下がったりする人で上級者が寸止めしても自ら当たりにいってしまう)上段の距離感を把握する、上段が当たらないポジショニングを把握する。