今回の試合の反省を含めて考察をしたいと思う。

まず、試合で勝つには2つの方法がある
・一本勝ち
・判定勝ち

そして、試合の8割が判定勝ちだ。
つまり判定勝ちの方法を考えると勝率が上がる。

判定の基準は
・的確に技が入っているか
・試合を押しているか
・気迫
・ダメージの具合

安定して上位に入る選手はこの判定勝ちのための試合運びがみんな上手だ。
正直なところ本戦の2〜3分で下段や中段を効かせて一本を取るのはなかなか難しいので
試合をコントロールして良い印象を与えることが重要になる。

具体的な方法として

・常に圧をかけて場外へ出す
横の攻撃よりも前の攻撃(ヒザ、突き、前蹴り)を中心に圧力をかけて場外へ押し出す。
試合中2回場外に出すことができれば印象的にはかなり良い。
特に1〜2回戦は本戦で旗が上がりやすいので効果的
圧力をかける攻撃は少しコツが必要で、キレのある突きよりも体重をかけて押し込む突きが良い
胸の上のほうを突き、相手の重心を崩した上でヒザや前蹴りで一気に押し切るのが基本的な方法だ。

・気迫と表情
相手を気迫で飲み込む、気合や疲れを顔に出さないこと。
もしどこか痛めたとしても表情に出さないこと。
終盤まで押していたとしても、効いた表情を見られると試合がひっくり返る可能性がある。

・突きと下段とヒザ
上記のセットが組手の組み立ての基本だ。
そもそも突きと下段が強くないと上段や胴回しといった大技も入る可能性が低い
まずはこの3つを徹底して磨きこむことで勝率が上がる。

【トレーニングについて】
僕自身はウエイトはあまり行わず自重トレーニング中心で行っている
基本的なメニュー(自主トレ)
・スクワット500回
・腕立て伏せ200回
・腹筋300回
・カーフレイズ200回
・膝蹴り(空蹴り)200回
・アブトレーラ20回3セット
・体幹(フロント、サイド左右)各1分×2セット

次の試合に向けてフィジカルの強化が必要なのでウエイトも導入していきたいと思う
僕が考えるに自重は筋持久力の強化、ウエイトは筋肥大による瞬間的なパワーと打たれ強さや圧力の強化に寄与すると考える。

世界王者の木山仁は稽古前にスクワットを1000回、稽古後に更に自重によるトレーニングを1時間ほど行っていたそうだ
あの驚異的な持久力を支えていた根拠がここにあるのだろう。
ウエイトと自重トレーニングどちらも行うことで組手における理想的な肉体が出来上がると考えている。

コメントを残す