フルコン空手をはじめて気づけば20年、、、、
そして36歳になった僕は、シニアの部にエントリーできてしまう歳になってしまった。
なんだか感慨深いものがある(笑)
シニアの部は大会によって括りが結構違うんですが、大体35歳以上から10歳刻みくらいのイメージだ。
とにかく、20代の鬼のような運動量の選手と戦わなくて済むのでだいぶ楽になるかな(とはいえ36歳くらいだとAクラス(年齢制限なし)に出させられそうだけど、、、)
今日はそんなシニアクラスで勝つ方法を考察してみた。
スタミナ配分が命運を分ける
シニアクラスあるあるが後半に墜落するほどの失速だ。
原因としては、もともとのスタミナ不足と久しぶりの試合の人が多くて序盤からラッシュしちゃうことが挙げられる。
空手の試合のほとんどが序盤の優勢が判定に響くことはない。
序盤は相手の攻撃をよく見て多少被弾しても気にせず致命傷を避けることに集中する。
手数が少なくても場外に押し出されたりしなければ判定に大きく響くことはない。
それよりも後半スタミナ切れを起こしてる状態を長く見られるとほぼ旗は相手に上がる。
カウンターか打ち終わり狙い
こちらから積極的に攻めるとどうしても後半打ち疲れたりペースが乱れがちだ。
なので、ボディカウンターを中心に試合を組み立てる。
間違ってもハイキックとかで狙ったらだめだ。相当上手い人しか当たらないし態勢を崩したら印象も悪い。
逆に相手が上段をよく狙ってくるタイプなら下段を合わせてこかしていこう。
カウンターが苦手な人は、常に相手の蹴りの打ち終わりにローキックを打っていこう。
もう下手でもいいから相手が蹴り終わったらローキックで反撃。
基本的に打ち終わりはカットができないし足が流れやすいので、相手にダメージがなくてもなんとなくこっちが試合をコントロールしてる雰囲気になってくる。
最後の20秒まで余力を残しておく
これはシニアの試合に限らずだけど、最後の20秒で試合の印象はガラッと変わる。
そこまでちょっとくらい優勢に進めていてもラストのラッシュでたたみ込まれたら1~2回戦の延長になりにくい状況だとサクッと旗が上がる。
特にスタミナ不足の選手が多いシニアクラスだと尚の事だ。
とはいえ、こちらもスタミナがそんなに持たないと思うのでおすすめのラッシュが
「歩くように膝蹴り」だ。
これは前に歩くように交互に膝蹴りを出すだけなんですが、
地面を蹴る反動を上手に使えばほとんどスタミナが必要ない方法で
そのわりには相手が前に出にくくなる(パンチのカウンターで膝をもらうのを恐れて)
ただこの際上半身が後傾しちゃうと相手のパンチで後ろに下がっちゃうので
スキップするみたいに前に飛ぶイメージで膝を打ちます。
このへん塚本徳臣選手の膝が理想だなーと思います(こんな綺麗にできないけど)
練習で怪我をしない
実はこれが一番重要で、気力は若い頃よりも充実してるけど肉体は衰えてるので
結構な割合で試合前に怪我をします。
なんか昔読んだ本で40~50代の登山家が一番山で遭難する確率が高いって書いてありましたが
同じような理由だと思います(笑)
なので無理はしても無茶はしないっていうのを普段の練習で心がけることです。
特に組み手は集中力が切れているなと思ったら
上段を無しにしたり、突きだけに限定したりと怪我をしにくい状況をつくることが大事です。
そしてもし怪我をしてしまってもすぐに冷やして安静にし
リカバーもしっかり行うことが大事です。
シニア空手にとって慢性的な怪我は競技生命を一気に縮めてしまいます。